わらびって何?わらび餅は山菜のわらびのどの部分?
先日のこごみと一緒に「わらび」も買ったので
今回は「わらび」について調べてみた!
わらびといえば私のイメージは
わらび餅です!
あのプルプルしたわらび餅との関係は何だろう。とっても気になる。
わらびって何?
名前の由来は諸説あるようです。
アク抜きしたわらびの色が、焼いた藁にしていることから
「藁火(わらひ)」の意味という説。
また
「わら(茎)」「み(実)」から
”わらみ”
が変化したもので、食べられる茎の意味という説。
など、その他にもいろいろ出てきました。
種類は?特徴は?
わらびもこごみと同じシダ植物の仲間で、主に全国に自生しています。
丘陵地、山地など日当たりのいい草地、身近な里山でも気軽に採取でき
旬は
4月〜5月、東北などでは6月初旬位に旬を迎えるようです。
地下で横に這う地下茎で、環境が整っていると、あっという間に横に広がっていくみたい。
この地下茎に良質なデンプンが含まれています。
わらび餅はどの部分?
上記にあった、地下茎の良質なデンプンこそが、わらび餅の原材料のわらび粉!
わらび餅はよく見るけど、
わらび粉はあまり見たり聞いたりしないな
と思いましたが、やはり
生産量はものすごく少ないみたいです。
生産されるまでに何度も濾し、大変な時間と労力を要し、10kgのわらび根からは、なんと70gほどしか抽出されないらしい。
国産100%の本わらび粉は、100g 1,500円ほどで販売されていました。
高級食材ですね。
でも、過程を考えたら納得です。
そんな高級食材のわらび粉なので
コンビニで気軽に買えるはずはなく、一般的な市販品は
”わらび餅粉”
と呼ばれるタピオカ粉やさつまいもなどから取られるデンプンを使っています。
一度でいいから本物のわらび餅を食べてみたいなあ。
わらびの下処理は?料理法は?
わらびはアクが強いので必ずアク抜きをしましょう。
大量に毎日食べなければ問題はないようですけどね。
アク抜きの方法は、何種類かあるようですが
私は重曹を使ってアク抜きしてみました!
材料
水 約1リットル
重曹 5〜10g(入れすぎ注意!水の量に対して1%以下)
わらびが入る鍋を用意します。
水を入れ沸騰させます
(わらびの量の2倍程度)
重曹を入れ、溶かし少し置き、粗熱を取っておきましょう。
粗熱が取れたら、鍋にわらびを入れ半日ほど置きます。
半日経ったら、水がアクで黒くなっているので、水を入れ替えます。
わらびのアク、重曹を抜くため水を2〜3回ほど入れ替えましょう。
(私は1時間おきに2回入れ替えました。)
次第にアクが取れ、水が澄んできます。
これで完了!
少し時間はかかりますが
そんなに難しくなく、しっかりアク抜きできました。
アク抜きがきれいにできたか確認するために、少し切ってみましょう。
切り口に粘りが出ていたら、しっかりアク抜きができたサインです!
重曹を入れすぎるとわらびが柔らかくなりすぎたり、ドロドロになってしまうようなので注意しましょう。
保存方法は?
アクが強いので買ってきたらすぐに下処理をするようにしましょう。
冷蔵保存の場合
アク抜きしたわらびを、ラップや保存袋に入れ保存します。(2〜3日以内に食べきりましょう)
もう少し長持ちさせたい場合
容器に5%の塩水、わらびを漬け
毎日水を替えながら保存しましょう。
しかし、味や風味は落ちていくので、早めに消費しましょう。(1週間以内)
冷凍保存の場合
食感や風味は落ちますが冷凍保存も可能です。
アク抜きしたわらびをラップなどで包み
保存袋に入れ、空気を抜いて保存します。
2か月くらい保存はできますが
保存期間ギリギリだとかなり筋張ってしまうようです。
その他に、水につけたまま保存する方法もあるようです。
水の代わりに、麺つゆなどと共に凍らせると
解凍した後、そのまま食べられるので便利かもしれませんね。
料理法は?
アク抜きしたわらびで『わらびご飯』をつくってみました。
わらびご飯
材料
お米 2合
油揚げ 1/2合
白だし(自家製) 大さじ3
塩 少々
〜作り方〜
お米2合をとぎ、水切りしておきます。
油揚げは湯通しして、細かく切っておきます。
わらびは4等分くらいに切っておきましょう。
材料を炊飯器に入れ、炊きます。
完成!
少し味が薄かったので、とろろ昆布をのせました。
ちょうどいい塩加減になりました!
次回に作る時は、塩加減を調整します。
わらびと鶏肉の煮物
冷凍保存(1週間程度)したものは、煮物にしました。
材料
冷凍わらび 50g
鶏むね肉 200g
水 150cc
白だし(自家製) 大さじ1.5
濃口醤油 大さじ0.5
砂糖 少々
〜作り方〜
冷凍わらびを2等分にします。
鍋に水、白だし、醤油、砂糖を入れ
煮立たせます。
煮立ったら、わらび、鶏肉を入れ
4〜5分程度、煮ていきます。
火を止めて、少し冷ましたら
完成!
冷凍した後なので、食感は少し落ちていますが
気になることなく、美味しくいただきました!